無職の若年層の数は宮古島市でもいつまでたっても減らず、大卒の就職率についてもしだいに下落傾向です。そういった状況の中で厚生労働省は正規社員で勤務したい若年層を後押しすることを狙いとした「わかものハローワーク」を全国に設置しました。対象となっているのは、おおむね四十五歳未満になっていて、希望するならば個々に担当者が付き求職活動や面接試験をどう受けるかについてのアドバイスもしてもらえます。そして、仕事をすぐに辞めてしまうという人のために就職してからも相談に乗ってもらえるなどといった手助けも行っています。

失業給付金を受給できる期間最大まで受け取ってから勤務先を決めようといった人は宮古島市でも多数いますが、再就職をしやすくするための再就職手当という制度も整備されています。失業手当を受け取る資格を持った後に仕事に就いた人で、給付期間の残り日数が1/3以上あって一年以上働ける見込みの時に就業促進手当をもらうことが可能です。給付期間の残り日数が3分の2よりたくさん残っている時には60パーセント、3分の1以上のときには50パーセントの金額を受け取ることができます。過去三年間に再就職手当を受けていないことが条件になります。