失業保険は必要書類を用意してから申請を行う
失業手当の申請はハローワークで行います。申請の際には、ハローワークに持っていく必要のある書類がいくつかあります。ひとつでも必要書類が欠けていれば、申請することができなくなるので注意が必要です。主な必要書類は、離職票、雇用保険被保険者証、証明写真、身分証明書、印鑑、通帳となっています。離職票と雇用保険被保険者証は、以前の職場から受け取ることができます。離職票は2枚あり、以前の職場といくつかやり取りをしなければ入手できません。また、雇用保険被保険者証は保険に加入していたことを示すものであるため、保険加入時に受け取っていることもあります。その場合は決してなくしたりないように、しっかりと保管しておくことが大切です。
証明写真はどこで撮影しても構いませんが、ハローワークの建物の前に写真機が設置されていることも多くなっています。もし事前に確認しておきたければ、電話でハローワークに問い合わせてみましょう。身分証明書は、運転免許証が一番スムーズに手続きできます。その理由は、顔写真がついているからであり、顔写真のない健康保険証だけでは駄目な場合もあります。顔写真のある身分証明書には運転免許証の他に、住民基本台帳カード、パスポートといったものがあります。この中で一番簡単に入手できるのは住民基本台帳カードなので、役所に行く用事がある時についでに発行してもらうのがいいでしょう。具体的な入手方法についてですが、必要事項を書いた用紙と証明写真を出せば通知書が届きます。その通知書を出せば、発行されたカードを受け取ることができます。
なぜ通帳が必要かというと、失業保険の給付金の振込先が必要だからです。ただし、郵便局やネットバンク、その他特殊な金融機関の口座は使用できません。失業給付金の申請の手続きの際、通帳を持っていけば、コピーをするだけで済みますが、持っていないと名義や番号、コードなどを、いちいち書類に記入しなければいけなくなります。