雇用保険被保険者証の有無を確認する

雇用保険被保険者証の有無を確認する

雇用保険被保険者証は、会社で働く人に対して渡される書類です。厚生労働省が管轄しており、この書類を持っている人は、雇用保険に入っているということを示します。失業保険は雇用保険の中の手当のことを指すので、手続きをするにはこの書類が必要となります。渡されるのは基本的に正社員ですが、契約社員やアルバイト、パートなどの雇用形態の場合でも、雇用保険の条件を満たせば受け取ることができます。いつ渡されるかというと、雇用されている間は会社が保管しています。そして退職した時に初めて渡され、実物を見ることができます。人によってはどういった書類なのかわからず、自分には必要ないと思って管理を甘くしてしまう場合がありますが、自分の身にいつ何が起こるかはわからないため、いつでも取り出せる場所にしまっておきましょう。

雇用保険被保険者証には何が記載されているかというと、「雇用保険被保険者証」「公共職業安定所所長」という表記があります。そして四角い枠で囲ったところには被保険者番号、交付年月日、氏名、生年月日、事業所名などが載っています。ですから、雇用保険被保険者証を渡された時には、必ずこれらの記述があるか、また記述が正しいかを確認しておくのがいいでしょう。特に被保険者番号は被保険者一人ひとりに割り振られる専用の番号なので、重要性が高い項目です。もし今後転職をするとしても、同じ番号が使われることになります。

雇用保険被保険者証を紛失した場合には、ハローワークに行って再発行手続きを取ります。再発行手続きには身分証明書と印鑑が必要になります。それほど面倒なことはなく、本人確認が済めばすぐに発行されます。しかし、以前の雇用保険被保険者証の被保険者番号と番号が異なる場合は、統一するべきです。統一の仕方についても面倒なことはなく、ハローワークですぐに行うことができます。統一手続きのメリットは、以前の雇用保険の加入期間を合算できることです。